ZENリゾートと士業

今日からまた客殿、書院の大改修工事が始まりました。工期は一カ月です。これで還暦までの事業は一旦は終わりです。同時に先代から引き継いで十七年、先代時代からもので修繕、改修をしなかったところはありません。全面全域とすべてリニューアルしたことになります。総工費はおそらくは五億円ほどかと思います。ほとんどは私財です。目標としている引退年齢は67歳のためあと7、8年です。残された期間で10億円の投資をして完成をさせたいと思っております。今計画をしているのはZENリゾートです。ホテル型の会館を建設して精進料理レストラン、修行経験のできる道場、修養のできる図書室、書道や写経等です。そこに厳かなメリハリのある法要(セレモニー)や講話を取り入れるつもりです。単なる葬儀や法事ではありません。精神修養のできるホテル型道場です。くつろぐこともできるし精神統一的な修行もできる。それぞれの目的に合わせて選択できる自由な空間となります。禅の庭あり茶室あり侘び寂びありです。
これまではゆりかごから墓場まで。遺体搬送から始まり寺院でお迎えから安置、納棺、儀礼、納骨まですべて行える総合型寺院を目指してやって来ました。これからは上記も内包した生活を丸ごと引き受けますという全生活型寺院へと進化させていきます。ゲストハウスやシェアハウス等も完備させます。移住者も歓迎して雇用も創出します。就活も終活も医療も介護も引き受けられるようにもします。総工費は10億円です。士業の事務所やクリニックも併設させます。困り事はなんでも引き受けます。よろず相談所になります。夢のリゾート、理想郷,桃源郷とします。それがZENリゾート、新生見性院の完成的未来予想図です。現在、顧問税理士、公認会計士、行政書士,社会保険労務士等を交えて月一回の勉強会も開催しております。顧問弁護士や専門医も検討中です。一寺院で完結させることは至難の業です。各方面との連携も必要になるとは思います。
毎日30人が働く職場になりつつあります。今日は職人だけで10人、臨時アルバイトが5人います。平時でも職員は5人から10人はいます。これを倍増させます。料理人も毎日来られます。今日だけでも天ぷら、おはぎ,漬物、海苔弁当が30人前です。大盛況の毎日です。人でごった返しております。駐車場,駐輪場もとても賑やかです。東屋にも人がいつもいます。喫煙所としても利用価値があるようで社交場にもなっています。お盆にはまた見違えるようになっています。楽しみにお越しください。
もしも最悪、当地でできなければできるところを探してそこにknow-howを注ぎ込むこともありです。場合によっては都会の方がやりやすい面もあります。投資家も現れるとは思います。私は今、ラグジュアリーホテルや星野リゾート、アマンやリッツ・カールトンなどの動画を視聴して勉強を繰り返しております。来月の還暦の誕生日には東京のフェアモントホテルに息子と行く予定です。これまでは宿泊のほとんどは車中泊やカプセルホテルでした。質素倹約がモットーでした。しかしながらもうこれだけ成功しているしそろそろ勉強のためにもホテル滞在を少しづつしていくつもりです。ただほぼベジタリアンで一日一食かニ食。お酒もまったく飲みません。ホテル滞在はもったいない気もしております。建築とかインテリアは好きなので素泊まりならよいかもしれません。むしろ断食道場とか精進料理の方が得意です。そこをどう組み合わせていくかが問題です。台湾の素菜料理や米国ZEN centerの卵とチーズとミルクだけは使用可としている精進料理も習って来ております。この辺のものとの抱き合わせができれば独自の創作料理を発明できるかもしれません。そこもご期待ください。現在、料理人も見つかって来ております。職員の中にはかつて役人として新都心開発を手掛けた土木の専門家もおります。開発許可から農地転用、測量等まで精通してこなす人がいます。人材の宝庫にもなってくるはずです。是が非でも宗門のモデルケースとしてその名を全国に轟かせたいものです。あと1ヶ月は全力で進めます。そして来る来月の誕生日は東京湾の夜景と朝日を楽しみに待ち望みたいものです。
令和7年7月23日
見性院住職