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年会費無料とその真意


当院では年会費(維持管理費) も無料です。寄付もなく宗教までも自由です。

何故ならその方が御しやすく私が快適で悠々自適な生活ができるからです。亡き母の遺言でもあります。年会費も絶対にもらうなと言ってました。

この辺の人たちはお寺は檀家のもので住職家族の生活は俺らが面倒を見てやっているんだぞと言う人がいます。たった五千円の年会費です。それで大株主面はないでしょう。何かにつけて檀家の許可は取ったのかとか。買い物は檀家から買えとか。これまではほとんどの買い物や保険、建築関係等はすべて旧檀信徒に依頼をしてました。
住職の生活は制限されて義理と人情の中でしか生きられない窮屈な人生でした。

これを改革解放したのが檀家制度の廃止でした。
そのために住職を雇ってやっているんだぞと言う主張の守旧派檀信徒から反発を受けたと言うのがその経緯です。

大手を振って肩で風を切って歩いてきた人たちです。コピー機を使わせろ、とか。エアコンの押し売りとかそれはそれはどのくらい買わさせられたか枚挙にいとまはありません。それが檀家制度でした。たった五千円の会費でよくもそこまで偉そうにしていられるものだなと思ったものでした。こちらは毎年五千万円を寺院事業に投資をしております。この会費のことで納得がいかない人がいます。五千万円の寄付でもしたらどうですかと言いたいものです。五千円でしたら千人でも五百万円です。私の投資額の十分の一です。

ただ心ある人たちは毎年五千円から一万円の志納金を持参されています。自発的にはできないのが旧檀信徒です。

今の人たちは何もかもしてもらっていてこんな幸せなことはありません。
昔の人たちの苦労はまったくしておりません。恵まれすぎて平和ボケをしているだけです。もっと奉仕をしたらどうですかと言いたくなるような人たちです。昔は物心両面で本当によくやってくれました。

私は今のお寺には後継者はできないと思います。どんなに頑張って努力をしても報われません。割損ばかりです。

もっと宗派も考えないといけません。これでは本山までも傾きかねない状況です。檀家にも多分の責任はあります。後世の人たちが本当に可愛想です。ヒッチャカメッチャカにされてしまって。

人心の荒廃を感じます。寺院消滅とコミュニティーの崩壊は間違いなく始まっています。葬儀時のお手伝いの隣組とかもお寺で依頼したことさえもしてくれず例えば日程表すら持っていってくれない地区もありました。今は家族葬で本当に助かります。

私はその建て直しのために心血を注いでやってきました。

見ればわかるでしょう。そろそろ真面目にやってもらいたいものです。

まずはひとりで自ら行動することです。宗派や村人たちはひとりでは何もできない、言えない人たちです。もう群れずに行動をしましょう。

男らしく。

令和6年2月7日

見性院住職

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