木製和幡の設置

本日,木製和幡(南無釈迦牟尼仏・鳳凰彫り)を内陣の円柱に設置しました。これで当該本堂の内陣の荘厳具はほぼすべて完成したかと思います。還暦までに完成したかったものですが本日付けの完成もまた感慨無量です。というのは今週末に九州から朋友が訪ねて来ます。私が個人的に須弥壇や寺院仏具類の一式を寄付する予定でおります。本堂が来年の7月末に完成予定とのことです。子弟が大本山総持寺に参拝とのこと。ついでに当院に立ち寄るとのことで見学に。間に合ってほっとしております。他寺院にも本堂荘厳具一式を寄贈できれば光栄なことです。利他行にもなります。ましてや寺院仏具の高騰化は尋常ではありません。なかなかもう一般寺院では購入できなくなりつつあります。よほどの才覚がなければ寺院運営などできないし維持また修繕もできなくなります。大本山でさえ維持管理に四苦八苦です。というよりも限界状態です。地方の修行道場なども老朽化と衰退に歯止めがかかりません。さらに人手不足が追い討ちをかけております。今、曹洞宗宗務庁でもホテル廃業と本庁の鶴見移転が議論されて連日のように議論は紛糾しております。ニ大本山+本庁の大整理が出来るかが山場を迎えております。墓じまいの急増は加速化の一途であります。次のプログでは檀家制度の崩壊と葬式仏教の終焉についてくわしく論じていきます。ご期待ください。
令和7年10月16日
見性院住職