還暦前の猛ダッシュ

おかげさまで本日、第六樹木葬墓地(女性専用)が成約しました。時間はかかりましたが漸くこの日を迎えることができました。さらに上等戒名の依頼付きというおまけもありました。高額価格帯区画でもありました。第一号に相応しい内容でありこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。6月30日でありこの四半期の業績は頗る上昇気流に乗って来たかと思います。特にこの二、三日は何故か院号や居士大姉戒名の依頼も多く好景気に沸いております。新聞折り込みチラシの経済効果が予想を遥かに上回っております。感謝感謝に堪えません。超二極化時代になっているためにその経済の恩恵を受けているのかもしれません。お盆供養の申し込みもかなり増えているようです。各時間帯で満席が続出のようです。五十代最後の時間をよきフィナーレでもって飾ることができそうです。折り返し地点としてはよい走りができていると思います。贅肉を削ぎ落としてスリム化させ人間関係も良好。システムとしても健全化。独自の生き方、哲学理論を構築し実践して来た結果かと思われます。優越感に浸りながら堂々としております。悟りの境地に身を委ねている心境です。すべては思惑通りになって来ております。作戦は奏を効していると思われます。決して無理をしないで運を天に任せていることも幸いしていると思います。
師父にはこれで決定的に勝てたと思います。よく40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て,と言われます。50歳を過ぎたら自分の努力の結果となります。60歳を過ぎたらすべての自分人生の責任は自己にあると思います。それまでは環境や先天性のせいにして来た面もあったかと思います。しかしながらもう言い訳はできない年齢となります。インド古代の哲学では四住期と言って人生を四つの季節に分けます。50歳から75歳は林住期です。よくこの年代が黄金期と言われこの時を輝かせることができるかどうかで人生のよし悪しも判断できます。世俗を離れて自分のためだけの生活を推奨しております。もう人間関係で悩むこともしない。しがらみに負けない。自由自在に生きる。時間もお金も体力も知識もそれなりにある時です。人によりますが。その時に瞑想をしたり思索に耽ったり趣味に生きなさいと。或いは聖人君子のような厳格な生き方、修行をするもよし。お酒や女性に溺れることも時に是とする思想のようです。還暦で一度リセット。赤子に戻るという言われもあるようです。仕切り直し。そして林住期を謳歌すること。遊行期に向けて第二の人生,青春,やり残していることを再チャレンジすべきです。そして遊行期にはもう思い残すことなく死に方を決められたら最高です。そして冥土へと旅立ち魂に潜む人生の成績表を引っ提げて閻魔様のところに赴きたいものです。
今は人生100年時代です。転職もあり離婚もあり移住もあり何でもありだと思います。二重生活もよいことだと思います。いっそのこと海外脱出もありです。組織から離れて我が人生を振り返ってもう一度,新しく生き直すことも私は充分にありだと思います。これまでの人生のご褒美を自分に与えてもよいと思います。Amazon創業者のジェフ・ベゾスのようにイタリアのベネチアで70億円挙式をするもよし。トランプ大統領のように政治経験がゼロからの挑戦もよし。一生を謳歌できる時代です。私は人の評価などまったく気にせずに生きられるようになりました。そんなことは所詮は戯言であり無意味です。自分が納得できれば関係はありません。人のことなど何もわからないものです。そもそも自分こともわかっている人などいません。そんな俗世間に戯れて生きているよりも自分の世界を切り開くことです。本当の意味でなりたい自分に近づく時です。理想的な人生を手に入れることです。そのために退路を断つのが林住期です。私はすべてをシャットアウトして自由自在に本能のままに生きております。とても快適です。何者にも縛られず自由人そのものです。お金では買えないものを手に入れました。天上人,雲上人のようです。
このまま突き進んで生きていくつもりです。ただ尊敬する開祖道元の言う「一生参学の大事ここに終わりぬ」ではありたいと思います。一生、修行者であり挑戦者でありたいと思います。この大事だけは終わりにすることなく走り続けるつもりです。次の人生、次の挑戦は始まっております。そのために今までは何でも自分のことはこれまで自分でやって来たことを見直しできるだけ人にお願いし一点集中,突破していく生活に切り替えていきます。そうしなかったら夢は叶えられません。そのための投資は惜しみなくすることにしました。それもあってか経済は絶好調です。自己投資による経済効果がここまであるとは想像以上です。世界三大投資家の一人,ウォーレン・バフェットの「自己投資に勝るリターンなし」は名言だと思います。結局は自分以上の人生も生活もあるはずがありません。いつも人生は自分を写す鏡でしかありません。因果でしかありません。結局はすべては自己責任以外の何ものでもありません。して来たことの結果でしかありません。それも通過点としての。今を生きるためだけの。それ以外を置いて他に何もなし。ただ今を生きるのみ。今晩もおやすみなさい。
令和7年6月30日
見性院住職