来年のお盆に向けて

本日、今年のお盆の反省会を行いました。全体的にはよい出来だったようにも思います。塔婆の本数や法要の件数も例年並みかと思います。ただ時代は厳しさを増しております。経済の停滞は深刻さを増すばかりです。寺院経済は特に最悪化しております。これから僧侶になる人は激減してくるはずです。寺院維持は本当にたいへんで割りに合いません。当院も分院を二ヶ寺兼務しております。お荷物でしかありません。今年は草取りで10人を雇いました。誰も何もしません。高齢と生活に余裕がないのか見て見ぬふりです。これではお寺を捨てて出て行ってしまう住職は続出するはずです。後継者などできるはずもありません。益々衰退の一途となり急坂を転げ落ちる神社仏閣が激増します。そこで来年から施食会(お盆)の塔婆(五尺)を一本5,000円から3,000円に値下げします。新盆塔婆(六尺)は10,000円から5,000円にします。それにより家単位から個人で立塔ができるようにします。お盆にはひとり一本毎年,建てられるように取り計らいたいと思います。5,000円だと少し大変です。これが一律3,000円になれば何とか建ててもよいかなという人は増えると思います。そしてよき習慣となります。自分の名前が書かれた塔婆を手向けて供養をすることもとても気持ちはよいと思います。供養の証しになります。そして新盆の六尺塔婆も5,000円なら躊躇なく建てられると思います。家による盆供養から個人による盆供養へと転換させます。そして一人一人が当院に貢献して功徳を積むことになります。後ろめたさもなくなり気持ちよくお参りができるようになります。これもある種の革命です。
次にお盆特別個別供養会です。参加供養費の変更はありません。ただし一家族5人までの参加人数の制限を撤廃します。無制限にします。本堂内には100席を用意します。これを七座(一座につき15組)行います。七回転させます。大盛況にはなりますが実現させて大布教会とします。当院の動画を視聴していただけますとおわかりいただけますがとても洗練された厳かな儀式です。より多くの方に参列をしていただかないともったいないです。幸いに大駐車場もあり本堂も100人以上の収容はできます。大磬子や大木魚の音響も是非とも視聴していただきたいものです。内陣や須弥壇も見応えはあります。見性院の役僧も勢揃いします。金目当てでお坊さんになった人はもういません。いまは真の出家者だけのオールスターキャストです。音吐朗々とした音色が堂内に響き渡りそれは見事かと思います。自慢の施食盆供養会です。超満員の場合には回し焼香にはなることとは思いますがご了承ください。
また今週から客殿厨房の外側に屋根とデッキが設置されました。店舗展開のための準備は着々と進んでおります。おかげさまで新生見性院として再スタートが切れそうです。お盆明けからまた全体が動いて来ております。積極的な設備投資を矢継ぎ早に行っておりますが何とかなりそうです。迷ったら熟慮の上で実践あるのみです。そこに志しと人を幸せにする動機づけがあれば天は必ず味方をするものです。仕組みづくりと仕掛けと仕込みはしてあります。ここは時が動くのを待ちます。溜めの時です。ここから振り切れるように万全を期します。もう少しで弾みがつくと思います。やれることはすべてやっていると思います。寝かせておいたものも芽生えてくると思います。もう少しで手が届くのではないかと見ております。シナリオ通りになっているのでブレイクスルーまでもう一息かと思います。何とか拍車を掛けます。面白くはなって来ます。やっつけるものも挟み撃ちにはできると思います。戦略も練って突破をする時です。ここで遠慮をしたら負けです。運は引き寄せてあります。何とか爆発させたいものです。条件は揃えたのであとは一致団結です。負の遺産や連鎖は断ち切り再び息を吹き返さないようにします。そのためには時に潰し時に薙ぎ倒さないといけません。やられたらやり返す。復讐も時に必要です。倍返しはしなくとも半返しは。揺り戻しをさせないためにも根刮ぎ払拭する必要はあります。やるからには徹底してやらないといけません。
私は一度,見限った人間と寄りを戻すことはないし和解はしません。私の中では葬り去ります。人間の本性は変わらないし魂胆のよくない性癖はどうにもなりません。突き放しておけばよいのです。やるべきことはやったしほとんどし尽くした感はあります。あとはこの噛み合わせでもってホップ,ステップ,ジャンプしかありません。この折り返し地点を過ぎて加速させて一気にラストスパートへとピッチをあげていければ必ずゴールは見えてくると思います。気を抜かないで振り切れるかにかかっております。再生への道をつくります。新時代に向けてのシナリオを描きます。ラストスパートでは駆け抜けて行けるようにします。トラックでは独壇場の舞台へと夢は広がります。みなさまの期待には応えます。どうかお楽しみになさってください。合掌
令和7年8月19日
見性院住職