断絶断行と生存戦略
今年一年は事業計画を作成しないという方針により開幕しました。敢えて日々ありのままになりゆきの中で最善を尽くしていくこと。神との対話、天の声なき声に心耳を澄まして目に見えない偉大な力によって生かされているこの人生を実感してみることにしました。
自らの運命を時に俯瞰して天からの使命を感知してみたいものです。そんな一年に時の流れを感じながら過ごす任運を味わってみたいと思います。
万物への感謝と冴え渡る直感
自動車の運転もしなくなり昨日は久しぶりにハンドルを握りました。舗装された道路、滞りなく作動する信号機、方向性を示すナビゲーションとなぜか感動しながらの運行となりました。何と多くの人たちのおかげで生きているのだろうと。
そしてBGMを流しながら今日の法事の法話の試案構成をしてみました。いつも以上に頭は冴えて妙案は浮かびました。
自由人としての「一人旅」
よくトラベルはトラブルが語源と言います。行程通りにはいかないものです。アクシデントやトラブルはなぜか付きものです。私はある時から旅行はすべてひとりに決めました。そして行程や日程も大まかにしか描かないことにしました。
爾来、一人旅が病みつきになりひとりでしか出かけなくなりました。そして行きたい時にふらっと出かけることにしております。まったくもって自由人です。戻る日も決めません。行き当たりばったりを楽しんでおります。
これにより発見の連続であり好奇心を唆りウキウキドキドキしながらいつも優雅な時間を過ごしております。帰りのチケットを購入して出かけることもありません。
謙虚さを捨て、無双を築く
星野リゾートの星野佳路氏は年間90日間ほどはスキー場で過ごしているそうです。それも多くは海外です。私もこれだけの実績もあり余人をもって代えられない無双を築いているのでもっと周囲に遠慮などせず自由気ままに振る舞ってもよいとだろうと最近は特に思うようになりました。これ以上の待遇でもよいだろうと。
これまでが謙虚過ぎたと思います。故石原慎太郎のように傍若無人であってもよったかもしれません。これからはもっと好きな時に好きなことをしようと思っております。
組織・因習との決別:独自の生存戦略
住職という仕事は転勤や移動、引っ越しができません。拘束をされているし宗門という圧力も時にあります。私は当該宗務所や教区も好きではありません。性分が合わないし考え方も違います。村社会も嫌いなので付き合いはしません。
法類や本末関係も解消してスッキリしました。宗門付き合いも親戚付き合いも近所付き合いもすべては百害あって一利なしだったということです。意味はありません。時間の無駄です。何も困ることなどなかったということです。
火事になれば消防署が来ます。病気になれば救急車が来ます。死人が出れば葬儀屋がいます。情報はネットがあります。AIを駆使すればあらゆる可能性を探れます。人間よりも優秀で確実です。使いにくさもありません。意のままに動いてくれます。
私は今や独座大雄峰でもって唯我独尊です。無双で無敵です。檀信徒も意に沿わなければ断絶断行です。処分リストも秘密裏に作成して機密文書として保管はしております。共倒れと足の引っ張り合いになる前に手を打ちました。これが独自の生存戦略です。
時代に先駆けるパートナーシップの形
最近は妻とも話し合い夫婦別会計にすることにしました。お互いに充分な報酬があります。令和婚のほとんどは夫婦別会計だそうです。時代は急速に変化しております。結婚はコスパがよくないと言われております。格差婚は現行民法では不平等でしかありません。
大谷翔平選手は婚前契約をして資産の分配を決めてあるそうです。トランプ大統領も再婚後は一貫してそうしているそうです。いずれは欧米のように事実婚や夫婦別姓、別会計の時代になります。それにより不倫の問題も解消していきます。一夫多妻制の議論も巻き起こり少子化対策として時代は舵を切ることに私はなると思います。個人の自由性を重んじるとても開放的な世の中になっていくと思います。
執筆と移動、そして「オーナー住職」の矜持
人付き合いさえやめて仕舞えば意見をされることもなくなります。私は来週から執筆活動に入ります。毎月、大手町の某本社高層ビルにて編集長と編集委員とで会議があります。どちらも才色兼備の美女たちです。だから人脈に事欠くことはありません。
今晩からまた大阪に行き隠れ家で過ごします。商談と休養と篭って勉強です。いずれはペンネームも持ちたいし小説化や映画化も視野に入れていきます。
元々、乗り物は好きで海外在住中は頻繁に飛行機に乗っておりました。飛行機内で退屈をすることはなくひとりが大好きのためいつも快適でした。今は東京、大阪間は夜間の高速バスです。前日の予約のため2,000円台で済みます。睡眠と移動を兼ねることができるため時間のロスもありません。まったく疲れもありません。降車して即、活動開始です。
梅田駅でコーヒーとパンでまずは戦略を練ります。オシャレなカフェも多く若い人たちに囲まれて思索に耽ることも日課にしております。それから隠れ家に行くか商談をするか視察に出かけるかはその時の気分で決めます。
自宅寺院にいる時よりは執筆も勉強も捗ります。何よりも気分転換が最高です。田舎のお寺に張り付いてただ葬式を待っている仕事では何の魅力もありません。檀信徒の飼い犬では情けないと思います。自立している方が魅力的で神々しいものです。
私は星野リゾートやサントリーなどのオーナー企業の方が好きなため敢えてオーナー住職として君臨することにしました。権限も絶対的で即断即決ができます。株主や檀信徒のご機嫌を伺うことなど真っ平ごめんです。堂々として辣腕を振るい果敢に挑戦できた方が人生は楽しいものです。宗派に対しても何か文句あっかでよいと思います。
淘汰の時代、我が道を突き進む
できることなら世界中を飛び回れる仕事に就きたいものです。今はパソコンもスマホもあるので仕事はどこでもできます。
これからいよいよ寺院の淘汰が始まります。病院の廃業、倒産も過去最高となりました。大学も閉校となります。つくづく私は五十代でほとんどのことを成し遂げてよかったと安堵しております。余裕ができました。
これからは我が人生を謳歌しながらもさらにストイックに難行苦行も重ねながら我が道を突き進んでいきたいと思います。
まもなく大阪に向けて出発です。駅までは自転車です。商社の人たちとの懇談もありますがほとんどは勉強時間に充てます。さらに磨きをかけていきます。
いざ、冬の陣へ。
令和八年一月二十六日 見性院 橋本英樹 拝
本日の仏教語
今回のブログに登場した、人生の指針となる仏教語をご紹介します。
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任運(にんにん) 自分の意図や計らいを捨て、物事の成り行きを天(自然)の理に任せること。ありのままの真実の姿で生きることを指します。
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心耳(しんに) 肉体の耳ではなく、心の耳。目に見えない真理や、天の微かな声を聴き取る力を意味します。
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独座大雄峰(どくざだいゆうほう) 百丈懐海禅師の言葉。「今ここに、堂々と一人座っている。このこと自体が、なんと尊く偉大なことか」という、絶対的な自立と充足の境地を表します。
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唯我独尊(ゆいがどくそん) 「天上天下唯我独尊」。この宇宙に自分という存在はただ一人しかおらず、そのままで尊いということ。他者と比較しない、絶対的な自己の確立を意味します。
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本末(ほんまつ) 本来は根本(本山)と末端(末寺)の関係を指しますが、物事の優先順位や筋道の意味でも使われます。
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見性(けんしょう) 自分自身の内にある仏性(真実の自己)を徹見すること。当院の「見性院」の名にも通ずる、覚悟の言葉です。
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難行苦行(なんぎょうくぎょう) 悟りを得るために、通常の人間には耐えがたい厳しい修行を重ねること。
「独座大雄峰」という言葉が示す通り、群れることをやめ、一人で立ち、天命に耳を澄ます。それは孤独ではなく、宇宙の大きな力と一体化する最も贅沢で力強い生き方です。時代の転換点において、私たちは今こそ自分自身の「無双」を築く時なのかもしれません。


